こんにちは☀️
過去に犬と猫の味覚の話をしました▼
犬猫の味覚で人間と決定的に違う特徴が「塩味(えんみ)」です。
理由は単純で、犬猫が肉食動物で私たちが雑食動物だからです。
※今回は「犬は雑食でしょ」というツッコミは受け付けません(笑)
※今回は「犬は雑食でしょ」というツッコミは受け付けません(笑)
塩分(食塩)の正式名称は塩化ナトリウムです。
そして、ナトリウムは動物にとって重要なミネラルです。
そして、ナトリウムは動物にとって重要なミネラルです。
なので、塩分を摂る目的はナトリウムの補給と言い換えることができます。
植物にはナトリウムがあまり含まれていないので、草食動物や雑食動物はナトリウムが不足しやすくなります。
だから、塩味を美味しいと感じ、積極的にナトリウムを摂取しようとする訳です。
牛には岩塩を舐めさせたりしますしね。

一方、動物(獲物)にはナトリウムがたくさん含まれているので、肉食動物は食事から十分なナトリウムを補給することができます。だから、わざわざ食塩を欲する必要もありません。

これが犬猫が塩味を好まない理由です。
さらに、肉食動物はナトリウムの処理能力が高いので、「塩分の高いフード」に私たちが怯える必要はないように感じます。
一応論文などでは上限が書かれていますが、大体のフードは問題なさそうです。
※英語ですが、論文が気になる方はこちら
※英語ですが、論文が気になる方はこちら
塩分を意図的に高くしてある「尿石症用の療法食」でも、上限ギリギリという程度です。


なので、普通のフードはおそらくそこまで心配ないと思われます🙆🏻♂️
それより、原材料・炭水化物・水分・添加物など他の要素を気にかける方が合理的と思われます😊
コメント
コメント一覧 (2件)
論文、拝見致しました。とてもレベルの高いお話で少ししか理解できず..笑
でも、肉食動物は獲物からしっかりナトリウムをしっかり補給できるからわざわざ塩分を摂取する必要がないのですね!
お勉強になりました〜
アリエルさん
そうですね。肉食動物も塩分は必要だけど、食事から十分摂れてるよね~というお話です。というか、論文読んだんですか!?さすがですね~!これはレビュー論文と言って、過去の「塩分」をテーマにしたたくさんの論文を集めて評価するタイプのものなんですが、なかなか辛口で読みごたえがありました。
じゃあ、次の限定コラムでは「塩分」についてもう少し掘り下げて分かりやすく解説しますね!