こんにちは☀️
今日は前回のコラム「犬猫が塩味を好まない理由(2023年4月3日)」の深掘りです😊
おさらいするとこんな感じ💁🏻♂️
・肉食動物は塩分の処理が上手
・人間ほど高塩分を気にしなくてOK
それは良いとして、飼い主が気になるのはこっちだと思います▼
フードを選ぶとき、どこを見れば良いの?
今回はこんな疑問を解消していきます!
塩分はどれくらいまでOK?
・Sodium in feline nutrition
・Phosphorus and sodium contents in commercial wet foods for dogs and cats
・Effect of dietary sodium intake on glomerular filtration rate in partially nephrectomized dogs・Nutritional Guidelines
🐶犬:ナトリウムDM1.5%
🐱猫:ナトリウム3.1mg/kcal
※塩分の表記はフードの成分表にないので、ナトリウムで計算します。食塩=塩化ナトリウムで、ざっくりいうと食塩の半分はナトリウムだからです。
①ナトリウム表記がフード100gあたりの場合
ナトリウム量(%)×100÷(100-水分量)が1.5以下ならOK
②ナトリウム表記がDM(乾物重量比)の場合
ナトリウム量(%)が1.5以下ならOK
ナトリウム量(%)÷フード100gあたりのカロリー×1000が3.1以下ならOK
(例外)ナトリウムがDM表記のウエットフード
ナトリウム量(%)÷フード100gあたりのカロリー×(100-水分)×1000が3.1以下ならOK
実際にフードの塩分をチェックしてみよう
ドッグフード
療法食


ナトリウム量がDM1.5%以下ならOK
ということで、許容範囲です🙆🏻♂️
総合栄養食
【プロフェッショナルバランス】
ナトリウム量(%)×100÷(100-水分量)が1.5以下ならOK
なので、ナトリウム量は0.5×100÷(100-10)=0.56
つまり、ナトリウムはDM0.56%です。
ナトリウム量(%)×100÷(100-水分量)が1.5以下ならOK
上限ギリギリですが、許容範囲内です🙆🏻♂️
犬用のウエットフードが少ない中、貴重なこのデビフシリーズですが塩分が高めなのが唯一の不満です😅まぁ、許容範囲内なんですけどね💦
キャットフード
療法食
つまり、ナトリウム量は3.18mg/kcalです
ということで、上限オーバーです🙅🏻♂️
さすが尿石症用の療法食〜!といったところでしょうか💡
総合栄養食
計算すると、0.4÷320.5×1000=1.25
※3205kcal/kgなので、100gあたり320.5kcalです
つまり、ナトリウム量は1.25mg/kcalです
ということで、問題なしです🙆🏻♂️
一般食
【無一物】

無一物のカロリーは1袋50gで33kcal。つまり、100gあたり66kcalです💡
計算すると、0.068÷66×1000=1.03
つまり、ナトリウム量は1.03mg/kcalです
ということで、問題なしです🙆🏻♂️
まとめ
以上、塩分について深掘りしましたがいかがだったでしょうか?
こうやって頑張ればフードの塩分を計算することができます。ただ、フードの成分表にナトリウムの記載がないものも多いです。
気になった時はこのコラムを参考に計算してみていただけたらと思います。
分からないことがあればコメント欄からご質問ください🙇🏻♂️
余談
余談ですが、最近話題のchatGPTに犬の塩分濃度について質問してみました。
内容は完璧ではないですが、すごいですね。噂では、今やAIは司法試験に受かるレベルに賢いとか。
chatGPTの解説はオリラジあっちゃんのYouTube大学が分かりやすいです▼
・chatGPTの解説
・GPT-4(chatGPTが進化したもの)の解説
chatGPTのリンクはこちら
時代の変化が早いので、頑張ってついていきましょう〜♪
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