前回は飼い主の認知症を予防する方法をご紹介しました。
今回は愛犬・愛猫の認知症に関する話題です。
※今回は犬のことを中心に書きますが、猫も大枠は同じと考えていただいて良いと思います。
結論
「よく分からん」
というのが現代科学の現状です。
では詳しく見ていきましょう!
分かっているコト
前提として、犬も猫も認知症は存在します。
ある調査では、日本の犬の14歳以上の18%、17歳以上の80%が認知症とのこと。
認知症のついては、先日のコラム「第4回:2023年3月の一問一答」でご紹介したおすすめの書籍「犬のための家庭の医学」にも書いてあります。
こんな感じで、認知症についても書かれています。
犬の認知症の特徴はこんな感じです▼
・挟まる、引っかかるなどで動けなくなり、泣く(鳴く)
・夜間何度も起きる、夜泣き(夜鳴き)する
・食事の際は介助が必要、よくこぼす
・排泄をトイレでできず、オムツが必要
これを見て、どう思われますか?
私は「人間の赤ちゃんと一緒」と思いました。
人間の赤ちゃんを育てるのは大変なので(現在、身をもって実感中💦)、当然、認知症のペットの世話も大変だと思われます。
そして、認知症かな?と思った場合は、まず主治医にご相談ください。
実は、症状は似ているけれど、別の病気というパターンもあります▼
・クッシング症候群
・甲状腺機能低下症
・腎障害
・脳腫瘍
・てんかん
・関節炎
・皮膚炎
・歯周病
ドンピシャで前回の内容ですね。
ただし、アミロイドβの蓄積と犬の認知症の関連は証明されていません。参考論文はこちら
ということで、犬の認知症は人間のアルツハイマー病と共通点があるけれど、詳しくはよく分かっていないというのが現代科学の結論という感じになります。
飼い主にできるコト
次は、私たち飼い主にできることをご紹介します。
簡単に言うとこの2つです▼
・運動
犬は認知症になったときに推奨される食事はこちら▼
また、運動で脳が活性化するので、適度な運動が必要なのは人間と同じですね。
運動が脳を育てることについてはこちらの書籍に書いてあります。
私のお気に入りの本の1つです🎶
私の感想
糖質過多の食事をすると「活性酸素」がたくさん発生するので、これが身体を酸化させるからです。
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