食事改善の成功例から学ぶ教訓〜ロキ様〜(2023年3月20日)

ロキ様は東南アジアにお住まいで、私の個別相談(1ヶ月プラン)を走り抜き、見事食事改善で幸せな生活を取り戻した猫様です。
相談内容は「ウェットフードを食べなくなってしまった」でした。

相談期間を終了した半月後、こんなメッセージをいただきました。

くぅ先生、こんにちは。
あれから、あっという間に半月が過ぎてしまいましたが、お変わりなくお過ごしでしょうか。くぅ先生からいただいた数々の貴重なアドバイスのお陰で、私たちも元気にやっております。
ちょうど、サービスが終わりそうなタイミングでお伝えした通り、ロイカナのウェットに飽き始めてしまったロキ。

これまでより食べるスピードが遅くなり、少しずつ残すようになっていましたが、もう、くぅ先生に、いろいろとご教示いただいていたので、今回は慌てることもなく、主人とも、あ!そろそろかな?と話しながら、早々に、他のフードを試すことにしました
きっと、以前だったら不安でいっぱいだったと思うのですが、くぅ先生のお陰で、今回は、今のロキの状況をロキらしいな・・・と楽しむ余裕さえあるほど。あれだけ魚味に飽きていたように見えたのですが・・・やはり、元々は大好きなんでしょうね。
黒缶、特にナチュラハを気に入ったようです。
さらに、例の超怪しい、AKIKAも試したところ、これがまた、ロキ的には、ありなようで・・・こちらも、美味しそうに食べてくれるだけでなく、ロイカナのウェットの前に食べていたウェットフードまで、大好きが復活!

ただ、お昼ご飯とお夕飯、それぞれ75gのウェットを食べていて、同じ味ばかりでは飽きてしまうのではないかと考え、2~3種類のフードをお皿に乗せてあげたら、これがはまったようで・・・私も、さてさて、今日のメニューは、どうしようかな?など、楽しみながら、食事の準備ができるようになりました。

こんなにも穏やかな日々を過ごせるようになったのは、くぅ先生のお陰と、どうしても、お礼をお伝えしたく、ラインをお送りしてしまいました。
日本は、もうすぐ春ですね。
お忙しい毎日かと思いますが、お体には気をつけてお過ごし下さいませ。
改めまして、本当に、ありがとうございました!

 

いかがでしょう?
このメッセージをいただいて単純に嬉しい気持ちになったのもありますが、わざわざコラムでみなさんにお見せしたのは犬も含めた全ての飼い主さんの教訓になるコトが詰まっているからです。

分析をするようでロキ様の飼い主さんには恐縮ですが、どうかお許しを🙇🏻‍♂️

①アドバイスのお陰
うまくいった人ほどそうおっしゃいます。私は遠く離れたところから少し口を出しただけで、実際に行動されたのは飼い主さんです。日本と違ってフードの選択肢も少なく、なかなか大変でしたよね。ロキ様がうまくいったのは飼い主さんが素直で、行動が早かったからです。全てを鵜呑みにするわけでもなく、私が伝えたことをすっと吸収してくれたので、すぐに次の行動に行けました。さらに次の行動も早かったので、最速でゴールに辿り着くことができました。

②早々に、他のフードを試すことにしました
これは過去のコラムの通りですね。犬で同じ情報は見たことがありませんが、もともと肉食だったので考え方は同じで良いと思います。

今のロキの状況をロキらしいな
これは飼い主側の心理テクニックが効いています。
リアプレイザルパレートの法則を上手に使えていると思います。親のメンタル、大事です。

2~3種類のフードをお皿に乗せてあげたら
これは私がアドバイスした内容ではありません。自分の頭で考え、工夫されています。なかなかできることではありません。

という感じで、ちょっとした行動や工夫で愛猫・愛犬の人生は大きく変わります。
この公式LINEを始めてから特に思います😊
手術や薬と違って、食事なら大きな事故や副作用のリスクもないですしね。

このコラムが困っている人の参考になれば幸いです👍

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この記事を書いた人

猫好きの獣医師です。野生動物の診療、動物病院の勤務、研究職を経て、今はフリーランス獣医師です。主に犬と猫の食事の情報を発信します。世間には誤った知識が多く(古い知識がまだ当たり前になっていて)、栄養学にうとい獣医師も少なくありません。微力ながら犬と猫の命を救う手助けができれば幸いです。

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