【コラム】傷口が開きました(2023年8月13日)

今回は私の反省文と思ってお読みいただけたらと思います💦

 

肥満細胞腫の切除手術から10日後、抜糸を行いました。
私としては、耳付近でよく動く場所なので「いや、ちょっと早くない?」と思いつつ、担当医が「もう大丈夫です」とおっしゃるので言われた通りに抜糸し、帰ってきました。

 

当然、ストレスしかなかったエリカラ生活から解放され、超絶嬉しそうなくぅちゃん。
それを見て嬉しくなる私。

くぅちゃんに最高の医療を受けてもらうため、実は往復3時間かけて通院しているので、彼女にはそのストレスも大きかったと思います💦

 

ところが、2時間後。。

 

パックリ😅

 

病院に電話したところ「かさぶたが剥がれて出血してるだけでは?ほんとに開いてます?」という応答。
病院の公式LINEに上の画像を添付。

すると
すみません。開いてますね。。

ということで、再び病院へ。

 

その場で3針縫うことに。
時間外だったので人手が少なく、ベテランの先生、看護師、私の3人で処置をしました。
頑張って耐えてくれましたが、処置後の注射でくぅちゃんが大暴れしてしまい、最後は先生が革手袋でくぅちゃんを保定し、私が注射を打ちました。ちょっとした修羅場だったので、看護師さん(多分新人)は横で立っているだけでした。

 

そして、くぅちゃんは2週間エリカラ生活に逆戻りです。

今回で感じたことは3つです。

1番悪いのは私
・抜糸のタイミングに口を出し、見送っていたら問題は起こらなかったです。
・基本的に動物病院では言われた通りにしていました(逆の立場だったときに、クレーマー気質のある飼い主さんの対応が大変だったので)が、自分の感覚と違うときはもう少し口を出していこうと思います。
闘病中の猫を見るのはツラい
・「何を今さら?」と思われるかもしれませんが、見るからにストレスを感じている愛猫を見るのはツラいものですね。
・もちろん、1番ツラいのはくぅちゃん本人です。
担当医もツラい
・おそらく「もう大丈夫です」(←実は私が絶対に使わないワードです)と言った手前、今回のような件だとブチギレる飼い主さんが一定数いらっしゃいます。最悪これで死んでいたら訴訟になる可能性すらあります。今回緊急で対応してくださったベテランの先生は平謝りでしたし、ずっと診てくれていた担当の先生はきっと落ち込んでいると思います。ミスが許されない世界ですが、ミスはします。私も今まで数えきれないほどミスしてきました。(今回も私のミスですし)
・もし、今後みなさんに似たようなことがあった時は、担当医の気持ちを少しだけ察していただけたら嬉しいです。

 

次はしっかり傷が塞がることを祈ります🙏
ご心配をおかけしますが、ご報告まで。

ちなみに、病理検査の結果は良性でした✨

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この記事を書いた人

猫好きの獣医師です。野生動物の診療、動物病院の勤務、研究職を経て、今はフリーランス獣医師です。主に犬と猫の食事の情報を発信します。世間には誤った知識が多く(古い知識がまだ当たり前になっていて)、栄養学にうとい獣医師も少なくありません。微力ながら犬と猫の命を救う手助けができれば幸いです。

コメント

コメント一覧 (32件)

  • くうちゃん、先生 お疲れ様でした。今回は傷口が開いて災難でしたが、病理検査が良性で良かったです✨

  • 病理検査の結果が良性で本当に良かったですね!

    私は動物病院でキレそうになるのをギリギリ踏ん張った経験は何度もあります。
    猫にも心があるのを忘れちゃうのかな…
    飼い主がちゃんと話せる診察室…と言うのも動物病院のスペックかもしれませんね。

  • お久しぶりです。先生もくぅちゃんもお疲れ様でした。先生も獣医師といえど、我が子がこんなふうになれば辛いですよね。早くくぅちゃんが元気になるよう心からお祈りします。

  • 傷口が開いて大変でしたね
    くぅちゃん、先生お疲れ様でした
    でも良性で良かったです
    早く良くなりますように

  • くぅちゃん、本当に大変でしたね。くぅ先生もお疲れ様です。でも良性で良かったです。くぅちゃんの傷口が今度こそしっかりとくっつきますように🙏 お大事にしてください。

  • たいへんでしたね💦
    良性でよかった✨くぅちゃんも先生もゆっくりやすんで下さいね☺️🍀

  • お疲れさまでした。可愛い可愛いくぅちゃんが早く治る事お祈りします👼。可哀想に😢…抜糸の時期は大切ですね。コラムありがとうございます。

  • くぅちゃん、またエリカラ生活の不自由な生活に戻ってしまったけど、今度は完治しますように。

    担当医の先生がおっしゃる事は 私もそうなのかなと思ってしまいます。

    うちの先住猫が13才の時乳がんの手術をしました。
    闘病中の猫を見るのは本当に辛いですよね。
    まして、傷口が開いたとなれば余計に辛いと思います。

    くぅちゃんの担当医の先生は落ち込んでらっしゃると思いますが、くぅちゃんの辛さを思うと じゅうぶん反省してほしいです。

    くぅちゃん、お大事になさって下さい。

  • くぅちゃん 大変でしたね
    先生もハラハラしたことでしょう
    お大事になさってくださいね
    うまくくっつく事をお祈りしております

    獣医師の先生でも 自分の病院ではなく 遠くの信頼できる病院に行くんですね
    主治医が自分ではない点でも新しい発見でした
    咄嗟の時は自宅で縫ったりできるのかと思ってしまいましたが医療だからどこでも施術しちゃダメなんでしょうか?無知なのでふと思ってしまいました

  • くぅちゃん、大変でしたね。
    お疲れ様でした。
    腫瘍が良性で何よりです。安心致しました。
    長い通院も大変ですね。猫ちゃんにはストレスフルですが傷口が開いてしまうアクシデントに驚きました。早く良くなりますますように。

  • くぅちゃん。大変でしたね。
    何が起こるか本当にわかりません。私のねこ娘ちゃんが、病院で肛門嚢の処置後、何故だか傷口が破裂して、流血事件になった事とか経験があります😅
    くぅちゃん、腫瘍が良性で本当に良かったです。お疲れ様でした。
    早く回復❤️‍🩹しますように。

  • 我が子のつらい様子を見るのは何より苦しいです。一日も早くくうちゃんが回復して、先生もほっとできますようお祈りしています。

  • くぅちゃんも先生もお疲れ様です。
    良性で良かったです。安心しました☺️

    自分に置き換えて想像しましたが、担当医にお任せしてそんなことになるなんて…げっそりです😱

    家には糖尿病のシニア🐱がいます。今日お腹を触っていたら、乳腺付近にしこりがあるのを見つけました。明日、糖尿病の血液検査の際にしこりを確認してもらいます。
    私の勘違いならいいのですが。

    コラムありがとうございます。
    動画もコラムもとってもタメになり感謝しております😌✨

  • 先生、くぅちゃんお疲れ様でした。大変でしたね💦傷口、はやく塞がりますように…病理検査結果、良性で本当に良かったです!安心しました。どうぞお大事にしてくださいね。

  • くぅちゃんも先生も、本当に大変でしたね。
    くぅちゃんの写真を拝見し、涙が出そうになりました。
    ただ、決して、1番悪いのは先生ではないと思います!
    (もっとも、もし自分だったらと考えると、きっと私も自分を責めてしまうと思いますが…)
    良性だったのが、せめてもの救いですね。
    早くくぅちゃんの傷口が治りますように。
    そして、先生も、体調などくずされませんように。

  • くぅちゃん&先生お疲れさまでした。良性で何よりです。

    うちの愛猫は「こんなに体温低い子見たことないです」と言われ、注射打って「一晩様子見て何かあれば救急へ」と言われ(体温低いのにすぐに緊急に連れて行かなくて大丈夫なのかな…)と思いつつ、獣医さんはプロ、私は素人なので従いましたが、翌日亡くなってしまいました。私が口を出したところで結果は変わらなかったかもですし、獣医さんを責めるつもりもないですが、頭では分かっていても心がついていかず、今でも自分を責め続けています。

    おいそがしい中、情報の共有ありがとうございました。くぅちゃんが早く良くなりますよう祈っています😊

  • 良性で何よりでした。ゆっくり養生なさってください😊お大事に♥

  • 良性で本当に良かったです!
    くぅちゃん、早く元気になってね。
    くぅ先生、体験談をお知らせくださり大変参考になります。ありがとうございました。

  • とても大変でしたね😰💦
    くぅ先生もお疲れ様でした🙇
    それでも、くぅちゃんの病理検査の結果が良性で、本当に良かったですね🍀
    くぅちゃんも、しばらくまたエリカラ生活で大変だと思いますが、完治するまで頑張ってくださいね✨
    お大事になさってください🍀

  • くぅちゃんも先生もとても辛く大変な思いをされましたね!
    でも病理検査の結果が良くて何よりです!1日も早い傷の回復を心からお祈りしております❗️
    とても参考になるコラムに感謝致します❗️

  • くぅちゃん、くぅちゃん先生、大変でしたね、先生まで治療に参加するとは相当な修羅場だったんですね。
    先生の反省、私も同じように感じると思います。患者の立場としては、専門家の意見に従うしかないですよね。先生の場合は同じ専門家だし、相当なジレンマだったとお察しします。
    先生の体験を通して、素人であっても、自分の猫のことを一番よく知っているのは飼い主なのだ、口を出していいタイミングもある、と学びました。
    遠慮しないで、勇気と口を出すことも、猫のために必要なんですね。
    くぅちゃん、良性で何よりです😀

  • くぅちゃんにとっては災難級の出来事…でもよく耐えたね。
    検査の結果が良性で良かった!
    エリカラ生活が、振り出しに戻ってしまった事に対する反省のお気持ち、お察し致します。
    くぅちゃんの傷口早く良くな~れ。

  • くぅちゃん( ; ; )

    我が家は、譲り受けた時点で病院も前の飼い主様と同じ病院を引き継ぎ、必要のない治療や投薬をずっと受けさせてしまっていた事がありました。
    くぅちゃん先生の血液検査の動画を見て、愛猫の結果を自分で調べて、今の治療や投薬に疑問を抱き、くぅちゃん先生の「木を見て森を見ず。」のお言葉から勇気を貰いセカンドオピニオンを決意。専門医3件から治療や投薬の必要性が無い。と言われました。
    先生には言える性格ではありませんので、難しいけれど、もっと。ちゃんと。向き合わないと!!って考えさせられました。
    ありがとうございます。

  • こんばんは⭐✨
    くぅちゃんも‥腫瘍ができて手術されたんですね。
    けれども、結果が良性とのことで本当に良かったですね。
    o(^-^)o
    実は‥
    いまうちの猫ちゃんの左足の腿の辺りに悪性の腫瘍ができ、抗がん剤の治療を受けています。

    けれども、思うように腫瘍が小さくなってくれず‥ 早く合う抗がん剤が見つかるといいなぁ、と思っています*

    くぅちゃん、あと一息ですね!
    お大事にしてください💝😺

  • 先生もドキドキしたことでしょう😭
    エリザベスカラーは、獣医師さんは、馴れるから大丈夫って言いますけど、見てる私の方がストレスでした😅
    で、勝手にエリザベスカラー外しちゃって、怒られました💦
    これからは、獣医師さんの言うことちゃんと聞きます。
    早く良くなってね🙏

  • まずはくぅちゃんの腫瘍が良性であったこと、本当に良かった!
    私も我が子(娘)には、最高の施設があり獣医師の先生も沢山いらっしゃる病院で診てもらっておりますが、例えそうであっても納得できる先生に出会えるか(探せるか)は、経験上、別問題だと思っています。同じ病院で、先生によって(いずれも経験豊富な先生です)判断が違うこともありました。
    ストレスを抱えている様子を見るのは、誰しも辛いですし、悲しいかな、娘ちゃんは、ものを言えない…ですから、飼い主を含めて誰しもミスを起こす可能性はあるでしょうし、今回の件も誰も悪くないし仕方ないのかもです。
    私は、土砂降りであろうと台風が来ようと毎日毎日お世話に出かけ、3年間かけて馴らした外猫をやっと我が家に迎え入れ(その子の為に引っ越ししました)、その後、毎月検診に出かけていたのに(前述の病院)、たった5ヶ月で何の前触れもなく亡くしてしまった辛く悲しい経験があります(この世の終わりかと思う殆どの辛さで、しばらく生きた屍状態でした)。この辛い経験から学んだのは、飼い主も病院も、そして猫ちゃん自身も誰も悪くない、ということ。半ば運命と達観するというか…
    ただ!小さな病院であろうと大きな病院であろうと、最後は人(先生)!経験で判断するのではなく、猫ちゃんの個性と個々の個体差を踏まえ、真の意味で猫本位に考えてくださり、飼い主の心情をも察してくださる先生に出会える(探す)ことが、猫ちゃんとの幸せな暮らしを支えてくれる一端になるのは間違いないと改めて思いました。
    くぅちゃん、エリザベス状態は不自由でしょうが、もう少し頑張ろうね〰︎。
    1日でも早い傷口の治癒を祈っています。頑張れ❣️

  • くぅちゃん、くぅ先生大変でしたね。
    私だったら、病院に行って抜糸と言われたら疑問に思わずそのまま抜糸してしまうと思います⋯。
    病院の先生は専門家だから自分の考えより正しいのだろうと。
    それでもやはり違うことはあるんですよね。
    飼い主の方が正しいことだって。
    病院や自分と合う考えの主治医を見つけるのは難しいです。
    また主治医にきちんと意見を言えることも大事なんですよね。
    それは決してクレームではなく。
    くぅ先生の思ういい病院、主治医の見つけ方を機会があったら教えていただきたいです。
    くぅちゃんの傷が早くよくなってエリカラとれますように。
    コラムありがとうございました。お大事に。

  • くうちゃん良性で良かった、安心しました。
    体質によって、傷が治りにくい子もいますよね。
    エリカラは可哀想だけど、もう一息頑張って!応援してます。

  • くぅちゃん 先生 お疲れさまです
    検査 良性で良かったですね
    くぅちゃんエリカラ ストレスですよねー
    がんばれ!

    病院のお医者さまも猫ちゃんも縁ですよね

    ある朝、ごはんを持っていったら、ひとり足りない…草の影でぐったりしている黒猫

    ボランティアさんの協力ですぐ病院へ「この子は夕方までいてたらダメだったね」って先生が優しかった。
    検査して点滴して生まれも育ちも外猫がエリカラして我が家に帰ってきてから2週間毎日通院 本当にお世話になりました。
    今では、先住猫とう~う~威嚇しあいながら元気に暮らしております
    もう3ヶ月経つのに仲良しになってほしい!

  • みなさま、あたたかいメッセージを本当にありがとうございます🙇🏻‍♂️

    一点、気になったドナさんのコメントに回答しますね!
    *****
    ドナ
    くぅちゃん 大変でしたね
    先生もハラハラしたことでしょう
    お大事になさってくださいね
    うまくくっつく事をお祈りしております

    獣医師の先生でも 自分の病院ではなく 遠くの信頼できる病院に行くんですね
    主治医が自分ではない点でも新しい発見でした
    咄嗟の時は自宅で縫ったりできるのかと思ってしまいましたが医療だからどこでも施術しちゃダメなんでしょうか?無知なのでふと思ってしまいました
    ****

    実はですね、私は今は臨床(治療家)をやっていません。
    今まで海獣や犬猫の診療、研究職を経て、今はYouTubeでの情報発信や公式LINEでの個別相談が活動のメインです。
    あとは、確かに道具や設備があれば自宅でもできますし、法的にも(多分)問題ないですが、保定してくれる人や医療器具は家にないので、基本的には動物病院に行っています😊

    遠くの病院に行くのはMRIなどの設備が充実しているからなんですが、今後どうするかは要検討です〜🤔

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