第6回:2023年4月の一問一答②(2023年5月1日)

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犬猫共通

便がコロコロで気になります。おすすめのサプリか、サプリの選び方を教えていただけませんか?
水分はしっかり摂れていますか?
(書籍「猫の寿命は8割が“ごはん”でき決まる」より▼)

サプリはその子によって合う・合わないがあるので片っ端から試していくしかないです。そもそも、科学的に根拠があるなら薬になっているはずなので、あくまで「サプリ」ということを忘れずに。しいて言うなら、教科書上は便秘に対しては犬も猫もサイリウムが推奨されていますね。

ロイカナのコラムにも書いてあります。

一度、公式LINE内で「うちの子のうんち💩が良くなったサプリ」のアンケートをとってみましょうか💡

犬の粘液便、血便が3カ月ほど続けてあり、お医者さんの抗生物質を飲ませると治るのですが、止めて10日ほどで同じ症状になります。食欲、元気はあり、便の回数も多くは無いのですが。サプリとか、フードとかありますでしょうか?

確かに、抗生物質を飲ませると症状が改善する下痢はあります。精密検査をすると原因が分かることもあれば、分からないこともあります。

プレバイオティクスで症状が改善することがあるようです。
なので、主治医に療法食の腸内バイオームロイカナ・高繊維を使っても良いか聞いてみてください😊
水分をしっかり摂ることも忘れずに。

16歳4ヵ月老犬のトイプードルです。
認知症もあり昼夜問わず起きると鳴きます。
先日睡眠薬を処方された通りに投薬しました。1時間くらいで効くと主治医から言われましたが、その後5時間程寝ないでずっと鳴いていました。睡眠薬が効かない事もありますか?

その時の興奮度合いにもよるとは思うのですが、薬に絶対はありません。主治医にご相談いただいた方が良いです🙇🏻‍♂️

 

子猫の総合栄養食ウエットの種類が少ないです。ドライ子猫用よりもウエット一歳以上のほうが健康によいですか。

主語が大きいのでズバッと回答できませんが、私ならどっちも使います👍

 

12歳のシニア猫ですが、ウェットとドライフードを併用してあげています。ドライフードはシニア用とグレインフリーどちらを選べば良いですか?

その商品の原材料と成分次第ですが、迷ったらシニア用のグレインフリーで良いと思います。
例えば、ワイルドレシピなど。

 

ドライとウエット低価格+高価格 高価格+低価格 栄養が足りなさそうな食事にオヤツフィーラインナチュラル合ってますか?

多分、合っていると思います。多少文量が増えても良いので、具体的な商品名を書いていただけると判断がしやすいです😊

ウェットフードに魚の骨が混入していることがあるようです。飼い主が気づかず猫が食べてしまっても大丈夫ですか。

割合は少ないですが、あるようですね。喉に刺さったら大丈夫ではないです。味見してみたら気づきやすくなりますね😊

 

ストルバイト結石の食事で3月に紹介頂いたヒルズのcdマルチケアツナ野菜82gを1日に1缶与える場合のカリカリの量をお願いします。雄猫、去勢済、4.6kg

猫様がBCS3(理想体型)でカリカリがヒルズc/dなら、適正量は理論上1日50gです。ただ、これだと太るかもしれないので、様子を見て少し減らしてもOKです。

詳細はこちら▼

理論上の必要カロリー:1日264kcal
c/d缶1つ+c/dカリカリ50g:262kcal

2歳1ヶ月と1歳9ヶ月の猫です。
人差し指1本くらいの便が良便と聞きますが、人差し指1本のように、切れずに長細い便にはなりません。
人差し指を関節で分けたような状態の塊が4〜5個という感じです。
指で潰せばつぶれますが、割り箸でもつまめそうな、表面もそんなに濡れていない感じです。
毎日1回、まれに2回の排便があります。4.2kgの子は、白湯128ml+ウェット100g/日、3.2kgの子は、白湯100ml+ウェット80g/日、と2匹ともカリカリも与えています。

水分はしっかり摂れていそうなので、便が乾燥気味なら食物繊維を追加すると効果があるかもしれません。
主治医にロイカナ・可溶性繊維という療法食を食べさせてもOKか相談してみてください。メジャーな療法食なので、動物病院にも在庫があるかと😊

 

雄の猫はやたらと鳴きます。
ご飯食べた後ににゃお~ん!
トイレの後ににゃお~ん!
何かお話しているのですかね?

実は猫は本来、あまり鳴かない動物だそうです。猫の長〜い歴史からしたらごくごく最近、わずかここ1万年程度の人間との関わりの中で「鳴く」という習性を獲得したようです。良いタイミングで可愛く鳴かれると、確かに飼い主は悶絶しますよね😻(笑)
なので、もしかしたら飼い主様に話しかけているのかもしれません。

もちろん、発情や喧嘩のときは他の野生動物と同様、普通に鳴くと思いますが😊

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この記事を書いた人

猫好きの獣医師です。野生動物の診療、動物病院の勤務、研究職を経て、今はフリーランス獣医師です。主に犬と猫の食事の情報を発信します。世間には誤った知識が多く(古い知識がまだ当たり前になっていて)、栄養学にうとい獣医師も少なくありません。微力ながら犬と猫の命を救う手助けができれば幸いです。

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