【限定】「煮干し」と「かつお節」の違い(2023年8月11日)

みなさん、愛犬・愛猫に「煮干し」「かつお節」をあげていますか?

結構ひとくくりにされがちな「煮干し」と「かつお節」ですが、成分は全然違います。

 

イメージとしては「塩分が高い」でしょうか?

 

結論から言うと、
煮干しはダメ
かつお節は悪くない
です

 

塩分はこんな感じです💁🏻‍♂️

塩分(100gあたり)
煮干し:4.3g
かつお節:0.3〜1.2g
・市販の液体おやつ:0.7g
・尿石症用キャットフード:3.29g
ちなみに塩分については過去にYouTubeで深掘りしています。
塩分の高いキャットフードを獣医師が解説
塩分の高いドッグフードを獣医師が解説
続いて、ストルバイト結石で気になるマグネシウムはこんな感じです💁🏻‍♂️
マグネシウム(100gあたり)
煮干し:230mg
かつお節:70mg
・尿石症用キャットフード:58mg
最後に、腎臓病で気になるリンこんな感じです💁🏻‍♂️
リン(100gあたり)
煮干し:1500mg
かつお節:790mg
・腎臓病用キャットフード:411mg
という感じですので、たとえ減塩だろうと煮干しを愛犬・愛猫にあげるのはリスク・リターンに合わないと思われます。
かつお節については、世間のイメージほどは悪くないと思われます💡
参考になれば嬉しいです😊

参考書籍はこちら▼

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この記事を書いた人

猫好きの獣医師です。野生動物の診療、動物病院の勤務、研究職を経て、今はフリーランス獣医師です。主に犬と猫の食事の情報を発信します。世間には誤った知識が多く(古い知識がまだ当たり前になっていて)、栄養学にうとい獣医師も少なくありません。微力ながら犬と猫の命を救う手助けができれば幸いです。

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